「プログラミングスクールを受けようと思っているんだけど、プログラミングスクールの数がありすぎてよくわからない。。。どういう基準で選べば良いんだろう?失敗しないプログラミングスクールの選び方が知りたいな。」
あなたはこのような悩みをお持ちではないでしょうか?
プログラミングスクール選びって本当に悩みますよね。僕は今でこそフリーランスのエンジニアとして働いていますが、新卒ではプログラミングとは一切無縁の仕事に就いていたので、プログラミングは未経験でした。
その後プログラミングスクールを利用して技術を学び、エンジニアとなったわけですが、当時の僕がまさに感じていた悩みが、冒頭の「プログラミングスクール、数がありすぎてよくわからない問題」です。
そこで本記事では、実際にプログラミングスクールを使ってエンジニアになった僕が、プログラミングスクールの選び方を解説していきます。実際に未経験からプログラミングスクールを使ってエンジニアになった立場ですので、その実体験をもとにお話ししていきます。
Contents
前提:プログラミングスクールの数はどんどん増えている
まず前提として、今プログラミングスクールの数は急増していることを認識しておきましょう。
例えば、ネットで「プログラミングスクール おすすめ」と調べると、10社も20社も紹介されていますよね。これだけでも多く感じると思いますが、あれはプログラミングスクールの中でもまだほんの一部です。
全国を見渡せば、小規模なスクールも含めたらかなりのスクールがあります。それらのスクールの中から、自分に合ったプログラミングスクールを一つ、選んでいく必要があります。
プログラミングスクールにも「良し悪し」がある
それだけ数のあるプログラミングスクールですから、当然ながら、プログラミングスクールにも「良し悪し」出てきます。
「プログラミングスクール おすすめ」で取り上げられている20社は、全てが同じクオリティのスクールではありません。むしろ、20社も取り上げてあるならば、デメリットの多いスクールも、実際のところ、多く紛れているはずです。(本当に良いスクールはそこまで数が多くないので)
だからこそ、ちゃんと自分自身が知識武装をし、自分の判断で良いスクールを見極めて、選ぶことが必要となります。本記事はそんな「見極める目」を養うものとして、活用してもらえたらなと思います。
後から後悔しないためのプログラミングスクールの選び方【チェックポイント】
プログラミングスクールの選び方(チェックポイント)について解説をしていきます。見るべきポイントは挙げだすと多くなりますが、必ず押さえておくべきポイントを6つ挙げると以下です。
- オンライン型 or 通学型
- 就職支援の有無(就職先の実績含めて)
- 学べる言語
- 受講費用
- 受講期間
- 講師
それぞれ1から6の順に解説をしていきますね!
1. オンライン型 or 通学型
プログラミングスクールには大きく「オンライン型」と「通学型」があります。まずは「オンライン型」か「通学型」かをチェックしましょう。
選び方としては、結論、あなたの好きな方でOKです。自宅から好きなタイミングで受講したいなら「オンライン型」を選べば良いですし、一方仲間と切磋琢磨したい、どうせならプログラミングを通じた友人も作りたいなら「通学型」を選べばOKです。
僕はオンライン型、通学型の両方のスクールを受けたことがありますが、学習効果の観点では、どちらも大差はないです。
オンライン型だと「対面じゃないし、しっかりサポートしてもらえるか心配・・」ということも当時は不安に感じていましたが、最近はビデオチャットやテキストチャットなどのシステムを導入し、オンラインでも通学型と遜色ないサポートを受けられるスクールが出てきています。
オンライン型か通学型かは、本当にあなたの志向性次第なので、好きな方を選びましょう。ちなみに僕は、「通学するのが面倒だな・・」といういたって単純な理由で、オンライン型の方を最終的にメインとして選んだ背景があります(笑)
2. 就職支援の有無(就職先の実績含めて)
プログラミングスクールには大きく「就職支援があるスクール」と「就職支援がないスクール」の2つがあります。ここは必ずチェックすべきポイントです。
さらに言えば、就職支援があるスクールも、最初から就職サポートがセットになっている、いわば「就職前提のスクール」と、初めは学習のみで、レッスン終了後に希望者は就職支援を受けられる「就職前提でないスクール」があります。
もしあなたが就職前提でプログラミングを学ぼうとしている場合、「就職前提のスクール」を選びましょう。代表的なスクールで言えば、ポテパンキャンプ
、GEEK JOB
等です。
一方、まだ就職まで決めてないけど、スクールで勉強してみた後に、就職・転職したくなるかもしれないということであれば、「就職前提でないけど、希望すれば就職サポートが受けられるスクール」を選びましょう。代表的なスクールで言えばTechAcademyです。
3. 学べる言語
学べる言語も必ずみておくべきポイントです。
でも初心者だと、「そもそもどの言語を学んだらいいかわからない・・」という方も多いはず。僕もそうだったからよくわかります。これに対するおすすめを言えば、
- Ruby
- PHP
- Java
上記いずれかを選ぶことがおすすめです。その理由については、エンジニアが本気で選んだ”おすすめのプログラミングスクール5社”【比較】の記事でまとめているので以下引用しますね。
では具体的にどの言語に需要があるか答えますと、結論、以下の3つです。
- Java
- PHP
- Ruby
この3つです。この3つは需要が高い言語です。
引用:レバテックフリーランス
上記の図は「プログラミング言語別、フリーランスエンジニア向け業務委託案件」のデータです。これを見ると、
- Java: 29%
- PHP: 19.3%
- Ruby: 4.4%
全体の仕事に占める言語の割合は、上記の通りとなっています。JavaとPHPの多さが光りますね。
これを見るとRubyは若干低めですが、Rubyは最近案件数もかなり増えてきていて、将来性が高い言語なので特におすすめしています。
ちなみに僕が初めて学んだ言語はRubyでした。RubyはWeb系ベンチャー企業やスタートアップなど、Web企業で多く使われている言語です。Rubyは初心者向けですし、その点でも初めての言語としてはぴったりです。
基本的にはこの3つでOKです。しっかり稼ぎたいならJava、リモートワークや週3勤務など、自由な働き方がしたいならWeb系言語のRubyやPHPがおすすめです。Javaはあまりリモート系とは相性がよくないので、そこだけは注意が必要ですね。僕はリモートワークがしたかったので、Rubyを選びました。結果として、最初の言語としては正解だったと思います。
とはいえ、実際のところ、どれか一つの言語を習得してしまえば、他の言語は比較的簡単に習得することができます。なので、入口でそこまで深く悩む必要はありません。
何れにしても上記3つは定番の言語で、少なくとも外れはない言語です。この中から自分の興味のある言語を選んで勉強すればOKです。
ということで、初心者にはRuby、PHP、Javaの3つをおすすめします。
もちろん、特定の作りたいものがあればその言語を選ぶべきですが、特にこだわりがないなら、上記3つの中から選ぶことが無難です。
ちなみに僕は悩んだ末にRubyを最初の言語として選びました。初心者向けの言語で学びやすかったですし、需要も多い言語ですので、最初に学んで良かったなと感じています。
4. 受講費用
おそらくほとんどの人が気にするであろう「費用」についても、しっかり比較しておくことが必要です。
選ぶポイントとしては、「プログラミングスクールにおける値段と質は、必ずしもイコールではないこと」を知った上で、選ぶことです。
普通の感覚だと、「値段が高ければそれなりの質が担保されてる」と思うかもしれませんが、プログラミングスクールの場合、あまり当てはまらないなというのが印象です。実際、30万円代で質が良くないスクールがある一方、10万円ちょっとで質の高いスクールも事実としてあります。それなら、わざわざ高い方を選ばずとも、価格の安いスクールを受けた方が良いわけです。
このあたりの見極め方は、実際に無料相談や無料体験を通じて肌で感じてもらうことが一番です。一応僕のブログでは、僕自身が実際に利用したスクールもまとめているので、そこから選んでもらっても間違いないかなと思っています。
参考:エンジニアが本気で選んだ”おすすめのプログラミングスクール5社”【比較】
5. 受講期間
受講期間も見ておきましょう。一般的なプログラミングスクールの受講期間は1〜3ヶ月です。
基本的な考え方として、「プログラミングで仕事がしたい」「エンジニアとして就職するためにスキル習得したい」という感じなら、Maxでも3〜4ヶ月の受講で十分です。正直、半年以上も学ぶ必要はあまりありません。
プログラミングで就職したいなら、就職支援付きスクールに1ヶ月通うだけでも就職、転職は可能ですし、プログラミングで稼ぎたいなら、何より大事なことは実際に仕事を請けてみることです。
プログラミングスクールは高速でスキルアップできる環境ではありますが、それでもやはり「練習」の枠の中であることも事実。だからこそ、練習を短期集中で終えたら、就職するなり仕事するなり、早く実践に移った方が、経験値はどんどん積んでいけるのでおすすめです。
6. 講師
プログラミングスクールには、「エンジニア実務経験者」が講師のスクールと、スクール卒業生など「エンジニア実務未経験者」が講師のスクール、大きく2種類があります。
これも当然ながら、プログラミングを学ぶなら、エンジニアとして実務経験のある講師の方が良いです。
実務経験がある講師であれば、実践で必要な知識やスキルを、的確かつ無駄なく教えてくれます。ですので、効率的にスキルを習得していくことができます。
一方スクール卒業生など実務未経験者が講師の場合、やはり質は下がります。とはいえ、実務未経験者を講師にしているスクールは、カリキュラムなどが異常なほどわかりやすくなっていることもあり、そもそも実務経験者が教えずとも、良質な学習を提供できているケースもあります。代表的なスクールでいうと、TECH::CAMPがそうですね。
もし迷ったら、基本的にはエンジニアが講師を務めるスクールを選んでおくことが無難です。
その他、プログラミングスクール選びで知っておくと良いこと

その他、プログラミングスクール選びの際に知っておくべきことをまとめました。こちらも参考の上、受講スクールを決めることがおすすめです。
「無料プログラミングスクール=質が低い」は誤り
先ほど、プログラミングスクールは値段と質はイコールではないと話しましたが、それは無料スクールにおいても同様です。
「いや、さすがに無料スクールは質が低いんじゃないの・・?」と思うかもしれませんが、無料であっても、質の高いスクールは存在します。
そのことを理解するためには、無料プログラミングスクールのビジネスモデルを知ることが必要です。その点については、無料プログラミングスクール経由の就職のリアル【ブラック労働させられるは本当?】の記事でリアルな実態を解説しています。
最後はプログラミングスクールのメリット・デメリットをしっかり把握して選ぶべき
上記をするにあたっては、【受講してわかった】プログラミングスクールのメリット・デメリット6つの記事が参考になると思います。
実際にプログラミングスクールを受講して感じたメリット・デメリットを包み隠さず書きました。
プログラミングスクールの選び方まとめ

プログラミングスクールの選び方や知っておくべきポイントをまとめました。
最後にお伝えしたいことは、プログラミングスクール選びの最後は、やはり「自分の目で実際に確かめることが大切」ということです。
ネットの情報は参考にはなりますが、所詮は自分じゃない、他の誰かの意見に過ぎません。結局はあなたが受けたいと思うかが大事なので、他人の意見はあくまで参考として、最終的には自分の意思で決めることが大切です。
幸い、プログラミングスクールには無料体験や無料相談がありますから、実際に自分の目で、手で確かめて、最後は決めることができます。前述通り、プログラミングスクールには良いスクールもあれは良くないスクールもあります。だからこそ、本当に質の高いスクールを、妥協なく選ぶことが必要です。
参考までに、エンジニアが本気で選んだ”おすすめのプログラミングスクール5社”【比較】の記事では現役エンジニア目線で本当におすすめできるプログラミングスクールを厳選しています。無料体験や無料相談ができるスクールなので、プログラミングスクール選びの参考にどうぞ。
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