IT業界は未来がない?「IT業界の将来性」を中の人が語ります

IT業界は未来がない?「IT業界の将来性」を中の人が語ります
  • IT業界の将来性って実際のところどうなんだろう?これから有望な産業なのかな?

 

本記事では、このような疑問に答えます。

 

IT業界の将来性について話すと、「21世紀はITの時代!」という声がある一方、「もうIT業界に未来はないよ」という声もあったりします。実際のところ、どっちが正しいのでしょうか?

 

これに対する結論を言うと、「ITの業界には未来がない」は誤りでして、むしろ将来性しかありません。なので、いまIT業界にいる人、そしてこれからITの道に進もうと考えている人は、安心してITの道で突き進んで欲しいと思います。

 

そこで本記事では、IT業界に将来性しかない理由と、IT業界で今後おすすめの分野や、IT業界に入るための方法をご紹介します。

 

これを書いている僕は、もともとは営業として仕事をしていましたが、20代後半でキャリアチェンジし、現在はフリーのエンジニアとして、最近は週3でゆるりと働いています。

 

IT業界の中の人の立場ですが、今回はフラットな目線で、IT業界の”これから”について述べていきます。

 

「IT業界に未来がない」は誤りである理由

冒頭で声として挙げた、「IT業界には未来がない」は誤りです。理由は大きく2つあります。

 

1. IT業界は紛れもなく成長産業だから

まず一つは、世の中には衰退産業と成長産業がありますが、IT業界は紛れもなく成長産業だからです。

 

その業界が成長産業か、あるは衰退産業か見る一つのポイントは、「世界の経済をどの業界が作っているか」を知ることです。

 

以下は世界の企業の時価総額ランキングです。

 

引用:Statista

 

上記オレンジで囲ってある企業がIT関連の会社です。Google(Alphabet)、Facebook、Amazon・・こういった世界のトップ企業は、経済を作っていきます。

 

例えばGoogle。インターネットといえばGoogleのような立ち位置ですが、僕らの生活になくてはならない存在となっていますよね。

 

Googleがあるからこそ、あらゆる業界で「インターネット化」が加速していきました。今の時代、みんなネットで物を買ったり、調べたりします。そのため、どんな業界であっても、いまはITを攻略しないと生き残れないわけです。

 

このように、世界トップ企業は経済を作ります。IT企業がこぞって世界のトップの現代においては、必然的に、「IT」にチャンスや成長は生まれるということです。ですから、IT業界は将来性があります。上記の通り、世界の中心は「IT」を軸に回っていますからね。

 

2. 今後も継続的な成長が見込まれているから

もう一つの理由は、IT業界はいま成長しているだけでなく、今後も継続的な成長が見込まれているからです。

 

先ほどは世界の話をしたので、次は「日本」の状況を切り取って見てみましょう。

 

 

上記の図は、2030年までのIT人材に関する統計ですが、基本的にITニーズは右肩上がりとなっています。それに伴い、IT人材のニーズも今後どんどん増えていくとされており、

 

  • 2015年:約17万人の人材不足
  • 2030年:約51万人の人材不足=約3倍まで拡大

 

ITニーズの拡大に伴い、IT人材不足は上記の通り、2015年から2030年までにおよそ3倍の人材不足となる見込みです。

 

このように、ITニーズは今後さらに高まっていくことが予想されており、働く人にとっても、雇用チャンスはどんどん増えていくということです。

 

結論: IT業界は未来がある業界

「IT業界は未来がある業界」です。

 

同じ努力をするなら、当然ながら伸びている業界で働いた方が、報われる可能性は高くなります。衰退産業で働くことは、下向きのエスカレーターを駆け上がることと同じですから、基本的には厳しい道のりです。

 

その点、IT業界は未来がある成長産業ですから、頑張れば、上りエスカレーターを駆け上がるように収入も増えますし、未来につながるスキルも身につきます。

 

だからこそ、IT業界にいる人や、これからIT業界に飛び込もうか悩んでいる人は、IT業界で頑張ることは賢い選択だと思います。僕もIT業界の中にいますが、やはり勢いがありますし、今の努力が未来につながっている実感もあります。

 

なので、将来が不安な人こそ、年齢関係なく、IT業界に飛び込んできてほしいですね。

 

IT転職の年齢の限界は何歳?30代でも転職できる?【元採用担当が語る】

 

とはいえ、IT業界の中でも明暗はある

IT業界は将来性がありおすすめですが、ここで気をつけておきたいことは、IT業界には将来性があるとはいえ、それでも全てのIT企業に未来があるかといえば、当然ながらそうではないということです。

 

成長産業のIT業界といえども、これから生き残る企業もあれば、そうでない企業もあります。明暗はどうしても別れてきます。

 

だからこそ、IT業界の中でも、さらに成長する分野を選んでいくことが大切です。

 

じゃあその業界はどこかというと、答えは次の通りです。

 

IT業界でおすすめの分野は「Web業界」

IT業界で一番おすすめの分野は「Web業界」です。

 

理由は以下2点です。

 

1. IT業界の中でもWebは更に成長産業だから

先ほど挙げた、Google、Facebook、Amazon、これら全てはWebの分野です。

 

現在世界のトップはWeb業界ですが、Web領域は今後も持続的に拡大していくことが予想されています。

 

例えば僕もWeb業界の中にいますが、最近は本当に仕事の引き合いが増えています。Web周りの人材はまだまだ足りていないですし、一方でWebを活用したい企業はどんどん増えています。

 

前述通り、同じ努力をするなら、成長産業で努力した方が、成果は出るのも早いですし、給料など待遇も上がるのは早いです。その点Web業界はIT業界の中でもさらに成長分野なのでオススメですね。

 

2. Web業界は個人で稼ぐ力が身につくから

個人で稼ぐ力が身につくことも、Web業界をおすすめする理由です。

 

Webと関わりがないとイメージできないかもしれませんが、Web業界って、会社で学んだことを活かして独立しやすいんですよね。

 

例えばWebエンジニア。Webエンジニアなら、「Web系のフリーランスエンジニア」として独立できます。

 

また、Web系のマーケティング業務をやっていれば、「フリーランスのWebマーケッター」として独立もできます。

 

しかも、Web系のフリーランスって収入事情も高いんですよね。例えばフリーランスのWebエンジニアだと、年収1,000万円を超えている人も割とゴロゴロ存在します。

 

僕もWeb系フリーランスですが、やはり同年代の人よりかなり収入事情は良いです。

 

【実態を暴露】Webエンジニアの平均年収について【年収1,000万円越えも可能】

 

IT業界の中でも、Web系は成長分野ですし、収入も良いですし、スキルも身につきますから、これから目指すならおすすめです。

 

IT業界はまだまだ”これから”

最後に、IT業界はいま売り手市場です。そのため、IT業界に入りたいなら、いまはまたとないチャンスです。

 

前述通り、IT業界は年収も高いですし、個人で稼ぐスキルも身につきます。他の業界では得られない待遇やスキルが得られることもIT業界の特徴です。

 

これからの時代、もう会社も国もあてになりません。特に若い人は、自分の身は自分で守る力が絶対に必要です。不安定な時代だからこそ、将来が有望なIT業界で、未来を生き残る力を身につける選択は賢い選択です。

 

僕は営業職からキャリアチェンジした身ですが、Web系フリーランスになってからはリモートワークや週3勤務という働き方ができるようになったので、控えめにいっても最高です。週3ですが、営業の当時と比較すると、年収も大きく上がりました。

 

【最高】フリーランスエンジニアが週2、週3で働いてみたリアルな感想

 

なお、未経験からITに入るなら、やはり「エンジニア」がおすすめです。エンジニアが本気で選んだ”おすすめのプログラミングスクール5社”【比較】で挙げているプログラミングスクールを使えば、未経験でも最短1ヶ月でIT転職できます。

 

より現実的なステップを知りたい方は、未経験からWebエンジニアに転職成功するための3ステップ【実体験をもとに解説】の記事で、僕が未経験からエンジニアになった方法を解説しています。この方法でやれば、無理なく3ヶ月程度でエンジニア転職が可能です。

 

ということで、本記事は以上です。繰り返しますがIT業界には大きな将来性があります。長い人生、どうせなら伸びていく業界で働いた方が、環境も待遇も幸福度も上がると思いますよ。

 

 

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