「これからプログラミングを学ぼうかと思っているんだけど、未経験から習得期間するまでどのくらい時間がかかるんだろう?プログラミング習得までの勉強時間について知りたい」
このような疑問に答えていきます。
初めてのプログラミングだと、どのくらい勉強すればプログラミング習得できるのか、イメージ湧かないですよね。
僕は今でこそエンジニアとして仕事をしていますが、初めてプログラミングを勉強しようと思ったときは、僕も上記のような疑問を持っていました。
そこで本記事では、現役エンジニアである僕が、「未経験からのプログラミング習得・勉強時間」について、徹底解説していきます。
本記事を読めば、具体的にどのくらいの期間勉強すれば、どの程度のレベルになるかがわかるようになりますよ。3分ほどで読めますので続きをどうぞ。
Contents
プログラミング習得時間は「800時間」が目安【必要な勉強時間】
まず、プログラミングの習得時間は一般的には「800時間が」必要と言われています。
どの程度のレベルを「習得」と捉えるかによっても変わりますが、ここでは「一人でサービスを作れるレベル」を指します。
この800時間というのは、僕の実体験からも、概ね正しいと思っています。
もちろん、人によって差はありますが、僕もだいたいそれくらいは勉強に時間をかけましたし、それくらいやれば、ようやく簡単なサービス開発ができるレベルには到達しているかと思います。
具体例:800時間の勉強時間の場合、どのくらいの期間がかかるか?
より具体的に期間を見ていきましょう。仮に800時間が必要な学習時間である場合、1日の勉強時間は以下となります。
- 1日8時間勉強した場合=約100日(約3ヶ月)
- 1日5時間勉強した場合=約160日(約5ヶ月)
- 1日3時間勉強した場合=約266日(約9ヶ月)
- 1日1時間勉強した場合=約800日(約2年2ヶ月)
800時間の場合、1日あたりの勉強時間によって、かかる期間はだいたい約3ヶ月〜約2年2ヶ月となりますね。
仕事や学業がなく、フルタイムでプログラミングの勉強ができるフリーターの方や学生さんなら、3ヶ月本気でやれば、簡単なサービス開発ができるレベルになることもできます。これは、希望以外の何者でもないんじゃないでしょうか?
一方、毎日1時間をコツコツと続けた場合、約2年以上です。こちらは先が長いですね。
もっと少ない学習期間でも、エンジニア就職・転職は可能
一方で、エンジニアとして就職・転職するレベルであれば、800時間よりもっと少ない時間で実現できることもまた事実です。
プログラミングの目安の学習時間は「200時間」
上記の通り、エンジニアとして就職、転職を目指す場合の学習時間は、200時間もあれば十分です。
その根拠の一つは、プログラミングスクールが目安で設けている学習時間ですね。
実際、プログラミングスクールの中には、就職サポートに移行するまでの必要カリキュラムを200時間ほどに設定しているところがあるからです。
例えばプログラミングスクール最大手のTechAcademy。TechAcademyのコースは、だいたい200時間以内でカリキュラムが設計がされています。以下はWebアプリケーションコースの目安の学習時間ですね。
このように、200時間というのは、一つのターニングポイントです。初心者であれば、まずはこの200時間が目安となりますね。
具体例:200時間の勉強時間の場合、どのくらいの期間がかかるか
先ほどの800時間の例と同じように、今度は200時間の場合、どの程度の学習期間が必要となるか見てみましょう。
- 1日8時間勉強した場合=約25日(約1ヶ月)
- 1日5時間勉強した場合=約40日(約1ヶ月〜2ヶ月)
- 1日3時間勉強した場合=約66日(約2ヶ月)
- 1日1時間勉強した場合=約200日(約7ヶ月)
最長でも約7ヶ月、最短約1ヶ月となります。必要な学習期間は大幅に減りましたね。
実際、就職支援付きプログラミングスクールでの就職までの期間は概ね数ヶ月、早い人だと最短1ヶ月でも就職、転職できています。前述のTechAcademy然り、この事実からも、200時間という学習時間は、信頼性はかなり高いかなと思います。
学ぶプログラミング言語によっては、勉強時間は更に短くなる
易しめのプログラミング言語であれば、習得までの時間を更に短くすることもできます。
例えば「Ruby」や「PHP」。これらは易しめの言語なので、初心者でも比較的早期に習得しやすいです。
一方「Java」「C#」などは、RubyやPHPと比較すると難しめなので、相応に時間もかかります。
なので、初心者であれば、最初は易しめの言語である「Ruby」や「PHP」から学ぶことが良いと思いますよ。【稼ぐ】プログラミングで本当に稼げる言語を実データ付きで紹介の記事でも述べていますが、特に「Ruby」は稼ぎやすい言語ですし、最初の言語にぴったりです。僕も「Ruby」からはじめましたが、フリーランスとしてバリバリ稼げていますし、選んで正解でしたよ。
プログラミングを最速・最短で習得する方法
- プログラミングスクールに通って勉強すること
これが、プログラミングを最短で習得する方法です。
「プログラミングスクール」は習得時間を短縮してくれる
上記の通りでして、プログラミングスクールはプログラミング習得までの時間を短縮してくれます。
独学とプログラミングスクールの一番の違いは、「わからないことを聞く相手の有無」です。
プログラミング学習は、わからないことやエラーがとにかくたくさん出てきます。そのとき独学だと、聞く相手がいませんから、時間をかけてでも自分で調べ、学習を進めていく必要があります。
僕もそうでしたが、初心者のときにわからないことやエラーの原因を探すことは、正直かなり時間がかかります。プロのエンジニアであれば1分でわかることも、初心者だと30分、1時間と時間。取られることはザラにあるんですよね。
その点、プログラミングスクールであれば、現役エンジニアがサポートしてくれます。ですから、例えわからないことやエラーが出たとしても、サポートを受けながらどんどん学習を進めていけます。
だからこそ、プログラミングスクールを有効活用することが大事ですね。そうすれば、ずっと短い学習時間で済みますから。
なお、プログラミングスクールを実際に使って感じたメリット・デメリットは、【受講してわかった】プログラミングスクールのメリット・デメリット6つの記事で書いています。実際に利用したからこそわかったことを書いているので、参考になると思います。
独学でやっても良い人の条件とは?
結論、「使える時間が豊富にあり、かつお金を払うことがどうしても嫌な人」ですね。
前述通り、独学はスクールよりも時間がかかります。ですので、基本的には大学生で学業が忙しくないような、時間が豊富にある方に合った勉強法です。この条件に当てはまるなら、独学で勉強しても良いと思います。
また、スクール代を捻出することができず、どうしてもお金をかけずに学びたいという方にも、独学は好まれて利用されてきました。
しかしながら、最近は格安で質の高いプログラミングスクールが出てきたことから、スクールであっても、そこまで大きな費用をかけずに受講することができるようになりました。ここ数年で、急激に格安スクールは普及してきましたね。
ですので、正直、独学を選ぶメリットはほとんど薄れてきたかなと思います。最近は安い上にとにかく良質なプログラミングスクール4選【現役エンジニアが厳選】であげているような、安くて、しかし質が高いスクールが出てきています。こういったスクールを使えば、例えお金がなくても受講することは可能です。
エンジニア目線で良いプログラミングスクールはどこ?
世の中には本当にたくさんのプログラミングスクールがあります。その中には、質の高いスクールもあれば、逆に質の低いスクールも存在します。だからこそ、本当に質の高いスクールを選ぶことが必要です。
参考までに、おすすめのプログラミングスクールについてはエンジニアが本気で選んだ”おすすめのプログラミングスクール5社”【比較】でまとめています。現役エンジニア目線で妥協なく選び抜きました。
10社も20社も紹介することはせず、本当におすすめできるものに絞っているので、参考にしてみてもらえたらと思います。
まとめ
最後に、いまエンジニアは売り手市場が深刻化しています。だからこそ、いまならプログラミングを学べば、どんな人でもエンジニアやプログラマーになることができます。
プログラミングを学んでエンジニアになり、実務経験を1〜2年ほど積めば、フリーランスエンジニアになることもできます。フリーランスエンジニアになれば、周囲の友人が満員電車で通勤する中、起きたいときにゆっくり目覚め、お気に入りのカフェにいってPCを開いて仕事をする。そんな働き方もできます。
そんな働き方を誰でも目指せるのがエンジニアでありプログラミングスキルですが、IT業界は年齢層が低いことも事実です。なので、悩んで時間を無駄にしていると、結局どんどん自分の首を締めることにつながります。
「善は急げ」です。そして、人生で一番若い日は「今日」です。行動を起こせていないなら、まずは行動を起こしましょう。
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