無料プログラミングスクール経由の就職のリアル【ブラック労働させられるは本当?】

無料プログラミングスクール経由の就職のリアル【ブラック労働させられるは本当?】
  • 無料プログラミングスクールを受けようか検討しているんだけど、無料って何か裏がありそう。就職先はきっとブラック労働なんじゃ・・?

 

上記は、無料プログラミングスクールを受けようと思う人の大半が感じる不安かと思います。

 

実は僕は、プログラミングスクール経由でプログラミングを学びましたが、その時は有料のスクールを受けました。理由としては、やはり上記のように、「無料だと質が低いんじゃないかな」という疑問があったからです。

 

なので、「お金を払う以上、ある程度安心だろう」という理由で、有料のスクールを受けたんですよね。

 

ただ、実際にプログラミングスクールを受け、エンジニアとしてIT業界を知った今だから気づいた結論は、「無料プログラミングスクール=悪い」という構図は、必ずしも当てはまらないということです。

 

当時の僕もそうでしたが、無料プログラミングスクールの仕組みを知らなかったり、IT業界の仕組みを知らないと、プログラミングスクール選び自体を間違える可能性もあります。

 

ですから、正しく知識武装し、納得した上で、プログラミングスクールを選ぶことが必要なステップです。

 

そこで本記事では、悪い印象を持たれがちな無料プログラミングスクールについて、実態をわかりやすく解説していきたいと思います。

 

無料プログラミングスクールを受けようか悩んでいるなら、本記事に目を通してみてください。無料プログラミングスクールの仕組みを始め、有料プログラミングスクールや一般の転職サイト経由の就職・転職についても実態を解説しています。

 

無料プログラミングスクールの仕組みとは

無料プログラミングスクールの仕組みとは

 

まずは、無料プログラミングスクールがどんなものか、仕組みについて理解しましょう。

 

無料プログラミングスクール 仕組み

 

無料プログラミングスクールの仕組みは上記の通りです。

 

無料である理由は、上記の通り、あなたの就職が決まった時、「紹介料」として、企業→スクールにお金が支払われるからです。

 

この「紹介料」があるからこそ、あなたは無料でプログラミング学習を受けることができますし、スクールも無料でプログラミング学習を提供することができるんですね。

 

無料プログラミングスクールは本当に質が低いの?

結論、誤りです。というのも、プログラミングスクールに関しては上記の通り、「無料であることに確かな理由があるから」です。

 

冒頭の通り、僕も初めて無料プログラミングスクールの存在を知った時は、「無料だと質が低いんじゃないかな?」と疑いを持っていました。単純に「無料=質が低い」という印象を持っていたんですよね。

 

ですが、上記で解説した仕組みを見てもわかる通り、無料であることは単にキャッシュポイントの違いだけです。「受講者→スクール」ではなく、「企業→スクール」にお金が支払われているだけの違いです。

 

なので、無料だから講師を安く雇っているとか、カリキュラムの質が低いとか、運営が手を抜いているとか、そういうことはありません。ちゃんと利益も出ていて、プロの講師をしっかり雇っているスクールがほとんどです。

 

無料プログラミングスクールの受講条件

無料プログラミングスクールは、企業からの紹介料によって成り立っていることがわかりましたね。

 

ここで、感の鋭い方であれば気づいたかもしれませんが、スクール側としては、受講生が就職・転職してくれて”初めて”儲けになります。ですから、受講生には就職・転職までしてもらわないと、スクール側としては利益になりません。

 

このような仕組みですから、無料プログラミングスクールの場合、以下のように受講条件が決まっていることが一般的です。

 

一般的な無料プログラミングスクールの受講条件

1. 受講時点で就職・転職する意思があること(就職企業は未定でもOK)

2. 30歳未満であること

 

この2つです。

 

このうち、「就職・転職意思は絶対条件」ですね。この意思がないと、そもそも大半の無料スクールを受けることはできません。

 

とはいえ、実際にプログラミングを学んでみてから、「やっぱり就職はいいや」と、進む道を考え直す方もいるはず。その場合、「受講料を代わりに徴収する」、というスクールが多いです。

 

また、30歳未満というのも、ほとんどのスクールが受講条件として課していることが多いです。IT業界は年齢層も若いので、20代のポテンシャルに限定しているところは多いです。なので、30歳以上になると、途端に目指しづらくなるのが、エンジニアやプログラマーという道です。

 

とはいえ、30歳以上でも受けられるプログラミングスクールはあるので安心してください。具体的な方法については30代未経験でもプログラミングスクールを使えば就職・転職できる【理由と方法を解説】でご紹介しているので、30歳に近い方、または超えている方はこちらも参考にどうぞ。

 

30代未経験からプログラミングスクールで転職・独立を実現する方法

 

無料プログラミングスクール経由の就職の大半は「SES契約」

無料プログラミングスクール経由の就職の大半は「SES契約」

 

さて、無料スクールの仕組みがわかったかと思いますが、無料スクールに対して良くない噂が立っているのは、無料プログラミングスクール経由の就職のほとんどが「SES契約」である事実です。

 

このSES契約が、一般的にあまり良くない印象を持たれているんですよね。

 

SESの仕組みとは?

SESとはシステムエンジニアリングサービスという名前でして、一言で言えばエンジニアの派遣です。

 

SESの仕組み

上記が実際に仕組みを図解したものです。

 

あなたがSES契約となる場合、まず、就職先の企業に「正社員」として雇用されます。ただ、実際はその就職先企業では働かず、就職先企業の取引先である”依頼元企業”に派遣され、依頼元企業に常駐して働くこととなります

 

一般的にですが、SES契約は就職先の自社内で仕事をする「自社開発」と比較するとストレスも少なくなく、また、給料も少ない傾向があります。

 

取引上、依頼元企業の方が立場が上なので、仮に依頼元企業がブラック企業体質があった場合、ブラック労働をさせられる可能性もあります。

 

これが、「無料プログラミングスクール経由で就職すると、ブラック労働をさせられる」と言われる要因なんですね。

 

有料・無料プログラミングスクールとも、未経験なら「SESからスタート」が一般的

有料・無料プログラミングスクールとも、未経験なら「SESからスタート」が一般的

 

ところが、実は無料プログラミングスクールだけでなく、有料のプログラミングスクールであっても、未経験だとSES契約でスタートするところが一般的なんですよね。「無料スクールだからSESでブラック労働させられる」というわけではありません。

 

もしSES契約となることが「ブラック労働させられる」という論点なら、そもそも無料スクールも有料スクールも違いはそこまでないんですよね。でも、無料スクールばかりが取り沙汰されるのが現状です。

 

有料スクールに関しては、この点はあまり語られていないのが実態なんですよね。

 

転職サイトや転職エージェント経由も、未経験の大半はSESスタート

転職サイトや転職エージェント経由も、未経験の大半はSESスタート

 

加えてプログラミングスクール経由の就職に限らず、一般の転職サイトや転職エージェントを使っても、未経験の大半はSESでスタートとなります。

 

余談ですが、「プログラミングスクール経由」と「転職サイト・転職エージェント経由」であれば、転職サイト・転職エージェント経由の方が転職の難易度は高いです。というのも、一般の転職サイト・転職エージェントは「実務経験者」も利用しているからです。

 

つまり、転職サイト経由だと、未経験だと分が悪いんですよね。仮にSESではない自社開発に応募しても、未経験だと書類選考で落とされることが多いと思います。

 

プログラミング未経験ならまずは「SESで下積み」が近道

プログラミング未経験ならまずは「SESで下積み」が近道

 

このように、無料スクールであっても、有料スクールであっても、転職サイトや転職エージェント経由であっても、未経験からだとSESスタートとなることが一般的です。未経験からいきなり大手のWebベンチャー、例えばリクルートやサーバーエージェント、メルカリなどに入ることは基本不可能なんですよね。

 

だからこそ、未経験はまずはSESで下積みをすることが、結局のところ、力をつけるためには一番の近道です。

 

下積みといっても、1〜2年程度です。1〜2年程度しっかりスキルを身につければ、フリーランスエンジニアとして独立も狙えます。独立さえすれば、最近は20代でも年収800〜1,000万円稼いでいる人もザラにいますし、週3勤務やリモートワークといった働き方もできます。

 

普通のサラリーマンとしてそれだけの待遇を目指そうと思えば、下積みは10年、20年とかかります。その上、それだけ下積みを積んでも、報われない人が大半かと思います。

 

それを考えれば、1〜2年の下積みなんて圧倒的に短いですよね。

 

SES契約でも良い環境はたくさんある

それに、SESといっても、良い企業もたくさんあります。僕の友人も未経験からSES契約で就職しましたが、楽しく働いています。

 

もちろん、全てがそういうホワイトな場所ではないことは事実で、どんな環境に派遣されるかは正直「運」の要素もあります。

 

ですが、あらかじめプログラミングスクールに就職先の情報や、派遣先の情報を聞くことはできますし、万が一ブラックな環境に派遣された場合、辞めて転職することもできます。エンジニアは手に職という汎用的なスキルがあるので、ほかの職種と比較しても転職しやすいです。

 

いずれにしても、未経験からエンジニアになりたいなら、SESは登竜門だと思って、短期集中で頑張る意思が必要です。結局のところ、これが一番最短の道だからです。

 

参考までに、カリキュラムや講師の質が高く、かつ就職・転職支援に強いプログラミングスクールは現役エンジニアが選び抜いた”就職・転職支援に強い”プログラミングスクールTOP5でまとめています。

 

プログラミングスクールは当たり外れもあります。ですからちゃんと知識武装して、自分の目で比較した上で選ぶことが、失敗を避けるコツです。

 

とはいえ、10社も20社も比較することは大変なので、以下の中から検討してみることがおすすめです。人によって合う、合わないはあると思いますが、少なくとも失敗はないスクールに厳選しています。

 

現役エンジニアが選び抜いた”就職・転職支援に強い”プログラミングスクールTOP4

 

どうしてもSESではなく「自社開発」が良いなら・・

どうしてもSESではなく「自社開発」が良いなら・・

 

ここまで読んできて、「どうしてもSESではなく自社開発に就職・転職したい」と思った方もいるかもしれません。

 

その場合、僕が知っている限り、ポテパンキャンプは唯一自社開発の就職先のみを取り扱っているプログラミングスクールなので、検討してみましょう。

 

ポテパンキャンプ

 

初心者向けのRailsWebアプリケーションコースは、費用は4ヶ月で15万円弱と無料ではありません。ですが、ポテパンキャンプ経由で就職・転職に成功すれば、5万円前後は返金される仕組みとなっています。

 

カリキュラムの難易度は高めで、期間も通常のスクールと比較すると4ヶ月と長めですが、どうしても最初から自社開発のWeb系企業に就職したいなら、まずはここで相談してみましょう。

 

なお、相談予約は公式サイトから30秒でできます。最近人気のスクールで、少数精鋭、受け入れ生徒数も少ないスクールなので、気になるならお早めに予約をどうぞ。

>>ポテパンキャンプ公式サイトへ【簡単30秒で相談予約】

 

 

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